空手の構えと攻撃について1

空手の構えと攻撃について1

空手の構えについて、

前回、

昔の沖縄の空手には、

構えは存在しないとお話ししました。

そのようにおっしゃっている方もいます。

本当なのでしょうか?

私は、

構えとは少し違う意味で

存在したのではないかと思います。

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空手の構えの存在と意味

 

構えというのは、

基本稽古や形(型)において、

初動を意味していたのではないでしょうか?

例えば、

空手の突き、

いわゆる正拳突きですが、

練習するとき、

突き手と反対の手を

腰、あるいは胸の横に構えます。

また、

突いたときに、

逆の手(引手)を突く前と同じ、

腰、あるいは胸の横に引くように構えます。

しかし、

実際の戦いにおいて、

そのように突くことは、

相手に隙を作ることになってしまうので、

実戦ではしません。

しかし、その構えが、

構えと混同したのではないかと推測します。

また、

古流空手には、

夫婦手(メオトーデ)という

構えというより、

原理・原則がありました。

前手後手による攻撃、防御において、

必ず、

もう一方の手が補完されるということです。

例えば、

前手による攻撃をしたときに、

次の動作、相手の反応に対する予備動作の意味で、

後手が、あたかも夫婦のように補助され、

防御もし攻撃もするということです。

夫婦手(メオトーデ)は、

今でいう『交差法
(もしかしたら、梶原一騎先生による造語かも知れません)

や、

ボクシングのカウンターに近いもの

であると考えられています。

 

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空手の構え 名称は極真が発祥

 

karate_oyama07
100万人の空手 大山倍達著 東都書房

構えの名称ですが、

後屈立ちの構えとか、

猫足立ちの構えというのありますが、

立ち方を例えにした名称については、

手の型(構え)については言及されていません。

前羽の構え』は、

極真会館主催、

第一回空手道選手権大会の優勝者、

山崎照朝氏が得意としていた構えです。

現在の極真の選手が行うような、

試合での構え、戦い方とは程遠い、

寧ろ、伝統空手を彷彿させたといいます。

知らない人は、山崎師範の事を、

伝統派の人と勘違いしていたということです。

他に双手の構え、

円心の構えなどもありますが、

同様にフルコンタクト空手系でしか記載がありません。
(あったらすみません、教えてください。)

そう考えると、これらの構えは、

フルコンの源流、極真空手の創始者、

大山総裁の創作なのでしょうか?

伝統派には構えの名称がなく、

フルコンタクト空手に存在するということは、

非常に興味深いです。

『FULL CONTACT KARATE 全史 第1回極真全日本優勝 山崎照朝』
(sakabaable)

次は、

空手の効用でも、

少し外れて、コミュニケーションとストレスコントロール

についてお話ししたいと思います。