空手の型 | 安三(ヤンツー)とは

空手の型 | 安三(ヤンツー)とは

極真空手に

安三

という型があります。

ヤンツー

と呼びますが、

どのような型なのでしょうか。

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極真空手にみられる型 安三とは

 

『Kyokushin kata yantu ① 安 三(ヤンツー)』
(sakabaable)

現存する空手の型は、

剛柔流系や松濤館系など

原型となる形(かたち)があります。

では、安三はどうでしょう。

極真会館 大山倍達総裁のご存命時に、

基本形は中国拳法と聞きました。

どちらかというと、

弧拳上げ受け手刀打ち込みなど、

剛柔流系の型

が基本のような感じがします。

 

実は極真空手の創作型だった

 

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実際は、大山総裁の創作型で、

当時は入門後、

初級の型として指導していたと思います。

総裁のいくつかの指導書には、

安三が掲載されています。

極真系の現在の昇級のカリキュラムでは、

緑帯あたりの科目ではないでしょうか。

面白いことに、

日本では黒帯が演武等で

安三を行う時があります。

それを見て外国人の古い門下生は、

驚くそうです。

海外では、

未だ初級の型として指導している

道場もあるそうです。

その初級の型の安三を

黒帯が演武じるのが不思議に思えたのでしょう。

 

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型 安三の名称の由来

名称の由来も物議を醸しています。

中国の読み方でもありません。

『アン』はまだしも、

三を『ツー』と呼ぶのは

少し無理があるような感じがします。

読み方はともかく、

型自体は、

大山総裁に命じられ、

安田さんと三村さんという方が

作ったとも言われています。

「それにしても、「安三(ヤンツー)」と言う名前がわからない。
三をツーと発音するのも不思議?
私が聴いたのは、安田さんと三村さんが作った型だから「安三」になったという話ですね。」

ちなみに総裁の著書、

ダイナミック空手』にも掲載されていますが、

中国拳法の型を取り入れていると謳っています。

興味深いです。

 

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ダイナミック空手 大山倍達著 日貿出版社

 

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ダイナミック空手 大山倍達著 日貿出版社

おわりに

実はこの安三、

私も入門直後に習いました。

平安はおろか、

太極よりも先でした。

というより、

15歳で入門した数十年前は、

昇級審査で太極をやった覚えがありません。

平安はやりましたが。

色帯になって少しうれしいことがありました。

青帯(当時は水色)の時に、

「冬木、ちょっとこい!」

と黒帯の指導員。

何事かと思い、

「オス!」と前に行くと、

「安三やってみろ」

と言われました。

周りは、黒帯や茶帯の先輩。

命令は絶対なので、

緊張でいっぱいの中演じました。

終わった後で、指導員が、

「お前ら見たか、これが型だよ!」

と言いました。
(え?俺が見本???)

心の中で安堵ともに

うれしさがこみ上げてきました。

安三は、

極真会館の前身、

大山道場時代から

存在していたというわけではなく、

極真会館が

出来てから作られたといわれています。