空手 | オリンピックの舞台に極真の選手が立つことはできるか?

空手 | オリンピックの舞台に極真の選手が立つことはできるか?

2020年に開催される、東京オリンピックの追加競技に

採用された『空手』ですが、

そのルールは、

『寸止め=ノンコンタクト』、『ポイント制』であり、

国際オリンピック委員会(IOC)の下、

世界空手連盟(WKF)、全日本空手道連盟(全空連=JKF)

のルールが採用されます。

全空連は、『伝統派空手』と呼ばれますが、

それと相反する空手は、

直接打撃制を採る『フルコンタクト空手』と呼び、

代表的な流派が、『極真空手』です。

現在普及しているフルコンタクト空手の流派の殆どが、

元をたどれば、極真空手に行きつくでしょう。

その極真空手の流派(?)のうち、

極真会館(松井館長)が、東京オリンピックを視野に入れていて、

全空連と友好関係を結びました。

それだけでなく、

平成29年度全日本強化選手の男子組手84kg超級に、

髙橋祐汰選手と上田幹雄選手が特別参加枠に選ばれました。

また、

現在極真会館では、全日本空手道連盟による講習会

を実施しています。

 

 

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極真会館創始者大山倍達総裁は、オリンピックに参加に積極的だったのか?

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出典:yahoo.co.jp

そもそも何故、極真会館が参加を表明したのか?

過去にもそういった経緯があったのでしょうか?

一部の情報では、

大山倍達総裁(当時は館長)は、

オリンピックの参加に積極的だったようです。

前回の東京オリンピックでも、関係者に働きかけていたそうです。

この時もルールや安全面の問題等で実現しなかったといわれています。

しかし、

国際空手道連盟極真会館宗家の大山喜久子代表は、

「総裁がオリンピックに参加を希望したことはない」

と公言しています。

むしろ、加盟を嫌がっていたといいます。

防具をつけない直接打撃制で、

極真会館の国際空手道連盟ルールほど、

シンプルなルールはありません。

総裁は、これにこだわったのであると思います。

また、

顔面をたたかないことについて、

何かに掲載されていたか、聞いたかは忘れましたが、

総裁は「何故、顔面にこだわる必要がある?」とありました。

「顔面をたたかなくても、そのほかの部位をたたいて、砕くことができれば同じ」

のようなことを言っていたと思います。

極真空手の命は、『組手』にあります。

フルコンタクト空手の生みの親のこだわりでしょう。

大山喜久子代表は、

総裁は希望はしませんでした、

オリンピックを目指すか考えていた時期はあったといいます。

しかし、

様々な情報から、自ら止めたとのことです。

IOCとも協議して、参加しないと決めたそうです。

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空手をノンコンタクト、フルコンタクトに分け、別の方面からの働きかけた新極真

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出典:yahoo.co.jp

先にも申し上げましたが、

空手は、大きく分けて、ノンコンタクト、フルコンタクトの

2つのルールが存在します。

極真会館から分裂した、

フルコンタクト2大勢力を誇る『新極真会』は、

『空手は一つ、ルールは二つ』

とフルコンタクトのルール化の署名活動も行いましたが、

かないませんでした。

しかし、

収容人数1万人規模の会場で開催される試合で、

現在は、世界的に伝統派と同等の評価を受けているだけに残念です。

レスリングもグレコローマンスタイルとフリースタイルの

二つのルールが存在しますので、

空手も共存することが望ましいと考えますが、

そもそもレスリングの二つのルールも玄人目には、

全く違う競技と考えられていて、ルールも違います。

二つのルールを整備して制度化するには、

東京オリンピックまでには時間が足らないでしょう。

 

極真の選手が、オリンピックの舞台に立つことはできるか?その先は?

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出典:yahoo.co.jp

極真の舞台では、トップレベルの2人ですが、

全空連の強化選手選考会では、

1ポイントも取れず敗退しています。

しかし、

これはルールありきなので、時間を掛ければ、

同等のレベルまでもっていくことは可能であるとは思います。

ただしそれは、かなりの年月を要するでしょう。

全空連のチャンピオンが空手の道を志した時から、

メダルを取るまでの時間といったら、

いささか言い過ぎであると思いますが、

フルコンタクトの癖を改める時間も加味する必要があります。

しかし、

環境を与えることによって、例外も出てきます。

全空連に加盟してドップリつかることも一つの手です。

今回友好団体となった、

国際空手道連盟 極真会館(松井館長)の所属道場ではなく、

 

 

国際空手道連盟 社団法人 極真会館高橋道場(極真連合会・福井県)』が、

全国で唯一、

福井県空手道連盟(県空連)に加盟しました(2016年2月)。

同じ国際空手道連盟を名乗る極真会館なので、

全空連は同一団体とみなしたのでしょうか?

そのあたりの経緯はわかりませんが、

友好団体という関係上、

松井派極真会館でも全空連との交流やセミナーを行っているますが、

実際に全空連に加盟した例は初めてとのことです。

そして、

その極真会館高橋道場の道場生が、

フルコンタクトとノンコンタクトの両立を目指しました。

しかも、

あとから始めた全空連での黒帯取得の方が早く、

極真では、まだ色帯だそうです。

現在高校1年生の高橋奏多さんは、

小学校2年の時に高橋道場に入門しました。

得意の蹴り技で、数多くのフルコンタクトルールの大会で

優勝経験を持っています。

高橋道場の最初の加盟を受け、

高橋さんはノンコンタクトの練習も始めました。

今年9月に昇段審査を受け、11月に認定書をいただき、

はれて、全空連の黒帯になりました。

本人は両立する気満々です。

次は極真の黒帯です。

頑張ってほしいと思います。

空手だけでなく、ルールはとても怖いものであると思います。

競技として考えるなら、ルールを味方につけることが、

試合に勝つ一番の要素です。

寸止めも顔面禁止も、危険を最小限にするという意味では、

方法論は異なりますが、考え方は同じであると思います。

完璧なルールはこの世に存在しません。

それよりも、

この歴史的な機会を大切にして、

ノンコンタクト、フルコンタクトの垣根を越えて、

交流することが、この先とても意味のある事であると思います。

そして、

お互いリスペクトすれば素晴らしいことであると思います。