横山和正氏 瞬撃手 沖縄松林流空手道研心会館館長 | 空手 訃報

横山和正氏 瞬撃手 沖縄松林流空手道研心会館館長  | 空手 訃報

巨星堕つ!

2018年5月26日

また、空手界の宝と言える人物が逝ってしまいました。

沖縄松林流空手道 研心会館館長 横山和正氏です。

空手だけでなく武器術にも精通していて、他の武道にも造詣が深い方でした。

尿管癌のため、享年60歳という事ですが、あまりにも早い訪れでした。

まだまだやりたいことがあったでしょう、本当に残念でなりません。

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横山和正 研心会館館長はどのような方でしょうか?

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若くしてアメリカに渡り、苦労を重ねながらも州の空手の大会に出場。

その速さは、『閃光の鷹』、『見えない手』と異名をとるほどでした。

横山和正、 実力もさることながら強運の持ち主

1958年神奈川出身、空手、柔道、剣道、ボクシングに精を出すも、体操や水泳などのスポーツでも活躍。

また、レスリング部にも並行して高校時代に所属、武芸百般の道を歩みつつありました。

ただ、やはり空手を主体にしていたようです。

高校卒業の年に、空手の源流の一つである中国拳法の修行で台湾に渡りました。

それだけでも凄いのに、八歩蟷螂拳の達人、衛笑堂老師の他の指導を受ける事ができます。

何でこのような方の教えを受けられたのかはわかりませんが、後の活躍を見れば、運命だったのでしょう。

その後も台湾に渡り教えを受けていましたが、型と実践性において疑問を持ち続けていました。

途中空手の全国大会で3位になったのがきっかけで、以降も台湾への数回渡る中で、型と実用性の接点を感じ取り、

沖縄松林流の仲里周五郎師に教えを乞う機会に恵まれました。

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横山和正、 瞬撃手と呼ばれた男

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出典:月刊空手道2008年12月号 福昌堂

沖縄滞在期間中にアメリカ人空手家の目に留まり、仲里師のすすめもあって1981年渡米。

1984年に空手の大会が、テキサス州を中心として開催され、マーシャルアーツ協会のMVPを受賞、実績を残しました。

1988年には日本ではなく、テキサス州で沖縄少林流空手道研心会館を立ち上げました。

それ以後アメリカでは、色々な連盟、連合会の重鎮として活躍しています。

また、あらゆるメディアで沖縄空手を紹介、自己の経験を披露。その動きは『瞬撃手』と称賛されました。

お年を考えればまだまだ若い方です。

しかし、ここまで武器術にたけている空手家も珍しいのではないでしょうか?

『伝説の空手家 横山和正 その衝撃的な演武 その2』
(メディアフォーユー株式会社)

横山氏は空手家としてだけでなく、アメリカ映画で俳優やアクション指導としても活躍しました。

横山和正 残した考え方

横山氏は、本土でも広く沖縄の空手道(首里手)が紹介され浸透している傍ら、沖縄空手の本当の源流を掘り下げ、それも現実的に有効性を説くことに費やしました。

すべては基本の中から生まれ応用に行き着くものでなくてはならない。
本来の空手のあり方は基本→型→応用すべてが深い繋がりのあるもの。
そうした見解から沖縄空手に伝えられる基本を説いていこうと試み、その生涯を空手に捧げた。

ブログを拝見すると、4月末に入院と書かれています。

しかし、それまで掲載されているのは凄いの一言です。

基本→型→応用』、応用は組手と考えても差し支えないと思います。

現在の空手の一番のテーマではないでしょうか?

これが解明できて、また、これがきちんとできて初めて空手なのでしょう。

合掌