第24回世界空手道選手権大会 | 世界空手連盟(WKF)
- 2019.01.25
- 空手 大会

世界空手連盟による世界選手権は、2年に一度開催されます。
個人戦が12種目、団体戦が4種目の計16種目で戦いが行われますが、今大会はスペインで開催され、139の国と地域から1248名の選手がエントリーされました。
過去最多を更新する参加数に、25名の日本代表選手が表彰台を狙って虎視眈々としていました。
しかも、2020年に東京で開催されるオリンピックの直前の世界大会ということで、各国かなり気合の入った激戦が繰り広げられました。
2018年 第24回世界空手道選手権大会
出典:yahoo.co.jp
- 開催日:2018年11月6~11日
- 場 所:スペイン・マドリード
『雷神Japan』始動!
今大会は、2020年東京オリンピックの空手個人競技の代表選考で、最も重要な意味を含んでいます。
しかし、染谷選手と香川選手はまさかの初戦敗退、また荒賀龍太郎選手も3回戦で完敗。
番狂わせもある波乱を含んだこの大会で、日本代表選手はどのように戦うのでしょうか?
2018年 第24回世界空手道選手権大会 日本代表選手
出典:JFK Fan NEWS
出場した代表選手は、以下の通りです。
第24回世界空手道選手権大会 | 組手
- 男子組手-60kg:佐合尚人(高栄警備保障株式会社)
- 男子組手-67kg:篠原浩人(株式会社マルホウ)
- 男子組手-75kg:西村拳(株式会社チャンプ)
- 男子組手-84kg:荒賀龍太郎(荒賀道場)
- 男子組手+84kg:香川幸允((株)テアトルアカデミー)
- 男子団体組手:
- 西村 拳
- 荒賀 龍太郎
- 香川 幸允
- 森 優太
- 安藤 大騎(近畿大学3年)
- 崎山 優成(近畿大学工学部1年)
- 嶋田 力斗(京都産業大学1年)
- 女子組手-50kg:宮原美穂(帝京大学4年)
- 女子組手-55kg:山田沙羅(大正大学職員)
- 女子組手-61kg:森口彩美(AGP)
- 女子組手-68kg:染谷香予((株)テアトルアカデミー)
- 女子組手+68kg:植草歩(JAL)
- 女子団体組手:
- 染谷 香予
- 植草 歩
- 川村 菜摘(警視庁警察学校)
- 齊藤 綾夏(近畿大学4年)
第24回世界空手道選手権大会 | 形
- 男子個人形:喜友名 諒(沖縄劉衛流空手・古武道龍鳳会)
- 女子個人形:清水 希容(ミキハウス)
- 男子団体形:
- 喜友名 諒
- 金城 新(沖縄劉衛流空手・古武道龍鳳会)
- 上村 拓也(沖縄劉衛流空手・古武道龍鳳会)
- 女子団体形:
- 平紗枝(帝京大学4年)
- 武儀山舞(帝京大学4年)
- 石橋咲織(帝京大学1年)
2018年 第24回世界空手道選手権大会 日本選手の試合結果
出典:JFK Fan NEWS
結果は、金メダル4、銀メダル4、銅メダル2の10個のメダルを獲得できました。
残念ながら、日本代表選手が全て入賞というわけにはいきませんでしたが、これは大会で一番の獲得数だそうです。
課題はありますが、東京オリンピックに向けて幸先の良いスタートだったのではないでしょうか?
第24回世界空手道選手権大会結果 | 組手
- 男子組手-60kg:準優勝 佐合 尚人
- 男子組手-75kg:第3位 西村 拳
- 男子団体組手:第3位
- 西村 拳
- 荒賀 龍太郎
- 香川 幸允
- 森 優太
- 安藤 大騎
- 崎山 優成
- 嶋田 力斗
- 女子組手-50kg:優勝 宮原 美穂
- 女子組手-55kg:第5位 山田 沙羅
- 女子組手+68kg:準優勝 植草 歩
- 女子団体組手:準優勝
- 染谷 香予
- 植草 歩
- 川村 菜摘
- 齊藤 綾夏
植草選手は、連覇を挑み果敢に攻めましたが、決勝で惜しくも敗れ準優勝。
佐合選手も決勝戦僅かな残り時間までリードしていましたが、相手に上段蹴りを決められ敗退。また、衝撃的だったのが世界2連覇を目指した荒賀龍太郎の敗戦でした。
そのような中で、今回の組手部門の見所は、女子組手-50kgに出場した宮原美穂選手でしょう。
前回世界大会、遡って、カデット(14~15歳)、ジュニア(16~17歳)、アンダー21の世界選手権をいずれも逃していましたが、2018年はその才が開花しました。
7月にアジア選手権優勝、同月神戸で開催された世界大学選手権でも頂点に立ちました。その流れでの今回の大会です。
トルコのスター・セラップ選手に見事に裏回し蹴りを決めて3-1で勝利し、世界の頂点に立ちました!
第24回世界空手道選手権大会結果 | 形
- 男子個人形:優勝 喜友名 諒
- 女子個人形:準優勝 清水 希容
- 男子団体形:優勝
- 喜友名 諒
- 金城 新
- 上村 拓也
- 女子団体形:優勝
- 平紗枝
- 武儀山舞
- 石橋咲織
女子個人形代表の清水選手は、得意のチャタンヤラ・クーサンクーで挑みましたが、相手のサンドラ選手に惜しくも敗退、3連覇の夢は閉ざされました。
また、2度目の世界の頂点をかけた女子団体組手でしたが、決勝でフランスに敗退。
そのような中で、喜友名選手が他を全く寄せ付けず、決勝は地元の選手と戦うも、会場のスタンディングオベーションを呼び起こす圧巻の形演武で3連覇を達成しました。
2018年 第24回世界空手道選手権大会 | まとめ
出典:yahoo.co.jp
今大会は、2020年開催の東京オリンピックの前哨戦と言って過言ではないと思います。
それだけ各国の気の入りようが今までと違う感じがしました。結果、色々な局面での戦いを観ることができました。
ここには、やはりドラマがあります。そのドラマをご覧になりたいと思いませんか?
日本選手だけでなく、海外の選手も知ることでより面白いオリンピックになるのではないでしょうか?
是非、この素晴らしいドラマをインプットして、2020年の東京オリンピックには万全な知識で日本の代表選手達を応援しましょう!
-
前の記事
石井館長がマンガになった!しかも正道会館宗師本人原作『どるから』! 2018.06.20
-
次の記事
2018年 第46回全国空手道選手権大会 | 全日本空手道連盟 2019.01.27